


いやー面白かった。桜庭節全開ですね。メインストーリーは、時代設定こそ江戸時代ですがライトノベルに近い軽妙な書き口。対して、伏達の暗く思い過去は伝記ホラーと言っても良いほど。軽い話も、重い話も、超読書家である桜庭センセーは面白く描けるんです。
伏 [ 桜庭一樹 ]「あたしは骨まで猟師なんだ。
おまえが伏なら狩るまでだ」
「俺ぁ、まだよ・・・
死ぬ気は、
さらさらないのだぜ!」
猟師の女の子・浜路が追うは、
犬人間"伏"(ふせ)の美青年・信乃。
狩られる立場の伏たちには、
それはそれは深ぁ~い
"因果"がございました。
浜路と兄・道節の活劇である本編と、
劇中短編「贋作・里見八犬伝」
「伏の森」が多重の物語を作り出し、
切なくも味わい深い独特の
桜庭ワールドを作り出しています。完全に趣味丸出しの"悪いお手本"のようなPOPです。ごちゃごちゃしてるでしょ?
桜庭作品は全体的に好きすぎてめいっぱい情報を入れすぎてしますのです。
イラストも完全に趣味で描きました。
あー楽しい。
でもこれ使って本が売れるのかというと・・・・?
これは続編期待してよろしいのでしょうか?
すっごい続きそうな雰囲気ですけど・・・・。
このお話には、3つの物語軸があります。
まずは、浪人・道節とその妹で猟師の浜路、彼らが賞金の為に凍鶴太夫や信乃などの"伏"を追いかけ戦うメインストーリー。
もうひとつは、怪しい瓦版屋"冥土"が語る、「贋作 里見八犬伝」。
滝沢馬琴がかの有名な"南総里見八犬伝"を執筆中、その子供である冥土が「贋作・里見八犬伝」を執筆。
実はその「贋作」は、冥土が緻密なる取材の結果探り当てた様々な真実に裏打ちされて制作されたものであった!!・・・という筋書き。
これは、伏のルーツである里見の姫"伏姫"と彼女の犬"八房"や"吊城"の人々の物語。
ちなみにこちらが"元相"。伏姫と八房はもともとコチラの登場人物だったんですね。
南総里見八犬伝 [ 滝沢馬琴 ]3つめは、信乃の語りによる「伏の森」。
冒頭でさらし首になっていた伏の"毛野"や信乃を含めた8匹の伏の切ない物語。こちらはメインストーリー以前のお話。
どれも好きなんですが、作品としての感想は"和食のような読後感"と表現しましょう。
まったく毛色の違う作品=料理が"口内調味"の効果でより一層旨みを引き出す感覚・・・とでも言えましょうか。
・・・で、映画版の無料小冊子が手元にあるのですが・・・
そして映画版は全く観ていないのですが・・・
設定の時点で明らかに、相当な違いがあることがわかります。
映画では・・・
浜路と信乃のラブストーリーだそうです。原作では、仲良さそうに殺し合ってます。
映画は・・・観に行こうかなあ。どこでやってるんだろ。
知らない間に・・・・どんどん発売決定していた"伏"グッズ。
なんでこんなにぃ~~~~?!{%困るwebry%}
伏 鉄砲娘の捕物帳 もふもふミニタオル 信乃柄[ACG]《12月予約》伏 鉄砲娘の捕物帳 ぷにぷにうで枕 信乃柄[ACG]《12月予約》伏 鉄砲娘の捕物帳 もふもふマフラータオル 信乃柄[ACG]《12月予約》伏 鉄砲娘の捕物帳 もふもふひざ掛け 信乃柄[ACG]《12月予約》伏 鉄砲娘の捕物帳 トートバッグ ブラック[ACG]《12月予約》【ブロッコリー】伏 鉄砲娘の捕物帳 缶バッジ / アパレル伏 鉄砲娘の捕物帳 信乃と浜路 ストレートタンブラー[コスパ]《12月予約》ドラマCD 伏 銀華と氷刃の猟奇録
PR